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| 漢方ってなんだろう？ |
 漢方のこと、誤解していませんか？ |
 漢方薬は治す力（自然治癒力）を高めます。 |
漢方薬はいくつもの生薬を組み合わせて作られる薬です。
漢方薬は、数千年の年月をかけて、患者さんの症状に合った生薬の組み合わせ（処方）が
生み出されました。
漢方薬の基本的な考え方は、人がもっている 病気を治す力を高めることです。
よく「漢方」イコール「漢方薬」と思っている方がいますが、漢方薬は漢方医学という
東洋医学の一部で、他に針灸、養生、按摩、気功・太極拳なども、漢方医学の治療法です。
これらはみな、誰もがもともと持っている、病気と闘い、治す力（自然治癒力）を高め、
からだを整えることを基本としています。
漢方薬は、一人ひとりの個人差を重視して、 使い分けられます。
そのため漢方は、病名で診断することだけでなく、患者さん一人ひとりの体質や病気の
状態を見きわめながら、最適な漢方薬を使い分けていく、いわゆる「オーダーメード」の
治療だといえましょう。
漢方薬は同じ病気でも患者さんの状態によってのむ薬が違う場合があります（同病異治）。
ひとつの薬がいろいろな病気に応用されています（異病同治）。それは病名ではなくその人の
身体と病気の状態で対応し、治す力（自然治癒力）を高めるからなのです。 |
| 漢方薬が注目される理由 |
現在でもインフルエンザが流行すると、学級閉鎖などで、休校のニュースが流れますが、
インフルエンザに対する新薬と漢方薬の効果の比較では、漢方薬の方に軍配が
上がっています。西洋医学では、手術が必要となるヘルニアに対する治療も漢方薬で
短期間に痛みが消えている例も少なくありません。
情報化時代と呼ばれる今、簡単に薬の情報が手に入るようになってきました。
薬の使い方によっては好ましくない作用（副作用）が出たり、かえって健康を害するようなことも
起こることが、広く知られてきています。
より安全な薬を使いたいという思いは、患者さんにも医療関係者にも共通した願いになり、
漢方薬が注目されるようになったのです。
漢方薬の薬効について皆さんの誤解は解けましたでしょうか？ |
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発行者： 大山 信義
発行所： 株式会社 東京オリエンタル
〒150-0036 東京都渋谷区南平台4-8
南平台アジアマンション402
TEL：（03） 3463-9551
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2007年 四季の漢方シリーズ ※ ファイルを開くと印刷が出来ます。
