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院長の独り言

東洋医学を勉強しそれを実践し、又漢方鍼灸などを数十年やられている
大先輩の話や経験談を聞いたり読んだりして、自分なりに追試してみて
『今思っていること』−−独断と偏見が加味されていることはご容赦下さい。
地球上では、人間だけが沢山の病気をします。野生の動物は病院にも行けず、のたれ死にするしかありませんが、賢いから本能的に断食して免疫力(自然治癒力)をあげて治します。私も金魚をかっていますが、病気をすれば水温をあげ餌を止めます。するとよみがえってきます。
しかし悲しいかな、動物の中で最高だとうぬぼれている人間だけが、此の自然治癒を忘れてしまったのです。病院へ行き薬をもらい、病気だからもっと食べないと−−−
平気で逆をやっています。食生活では、無農薬や天然思考になっていますが、薬に関しては麻痺しています。西洋薬=化学合成薬=農薬の親戚だと私は考えています。が、皆さんありがたがって薬をのみ、治らないと言っています。
又、人間の体はさらに細胞は食べ物−草根木皮などからできていて、西洋薬ではできていません。神聖な人の体内細胞内に化学合成薬が入り込んだらどうなるか?細胞はねじ曲げられ、狂わされます。考えただけでゾッとします。
更に西洋医学は正常値を目標に治療が行なわれます。−−血圧・痛風・糖尿病・コレステロール・肝機能・リウマチなど−−
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私は、50歳までは整形外科医(3流)としてリウマチを専門に鎮痛剤や免疫抑制剤を使い、炎症所見が正常値になるように自分なりに治療を行ないました。痛みを止めるために、最初は弱い鎮痛剤から段々と強い鎮痛剤へとエスカレートしていきました。血液検査では正常値なのに、それでも『痛みが止まらない』、『痛み止めがきかない』と言われたことがあり、これ以上どうしたらよいのか答えが出せず、ギブアップ対応できなくて、その患者さんから逃げた事があります。

鎮痛剤は、ただ痛みを止めるだけで治さない−−そして西洋医学は痛みの本質その他がわかっているつもりで、実はお門違いで対象療法のオンパレードとなりはててしまった。そして西洋医学の治療は正常値にするために、薬の力でねじ曲げているだけで、治さない治療−これが西洋医学の限界だと直感しました。患者さんにしても、正常値は治ったのとはどう違うのか?無理やり薬の力で正常値にしてるだけ−
だから薬は半永久的にのまないとになるわけです。リウマチの治療で免疫抑制剤−−よくよく考えると免疫は戦う武器なのに、抑制剤−−何かおかしいと思われませんか?
そんな訳で、私は恐くて患者さんに西洋薬(特に鎮痛剤)を使えなくなりました。しかし今は50才で東洋医学の治療に方向転換してよかったと思っています。
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東洋医学の治療にかえてからは...

東洋医学の治療にかえてからは、西洋医学だけの時と比べると雲泥の差、段違い、いや私の中では、本当に数段上なのです。治り方が違うんです。これが本当に治るそういう治り方なのです。一旦治ると、後ぶれないというか壊れないというかシッカリとなるんです。

例えば以前ならば、こんなふうだったのか全然どうもない、毎年今頃は風邪をひいていたのがひかなくなった、季節の変わり目にいつもこうだったのが、違ってきたなど−−年のせいかな、体質かな−−そう東洋医学・漢方はその人の体質にせまり、右振れ左振れを中庸にもってきてくれます。これは西洋医学には真似できません。

最近、読んだ本で−"中神琴渓"山本 巌監修、小田慶一訳、燎原書店
私と同じような考えの方の言葉をみつけ、ホットしました。その文章は次ぎのようなものです。

※読者の皆さんには西洋医学の素晴らしさと同時に、その限界、危険性をも認識していただき、無効な西洋薬で患者さんを苦しめた後に、仕方なく「漢方薬でも」ではなく最初から漢方薬を使用していただきたい。

誤解を恐れずに言えば、私は
西洋薬が役に立つ疾患は、救急医療のほかは、全体の10%程度に過ぎず漢方薬が役立つ可能性があるのは90%−−
「但し、適切につかえば」

『そんなバカな』と或いは『チョットおかしいんじゃない』と思われる方が多いと思いますが、漢方医学の効果は素晴らしく、西洋医学に出来ない事を本当に沢山できます。是非、お近くの東洋医学の門をたたかれて、実感されて下さい。これしか方法はありません。

東洋医学では、病気の原因は内因・外因・不内外因と3つに分けます。外因というのは、
インフルエンザやはしかにかった。転んで打撲したなど誰でもわかる原因の事。内因とは、
その人の生活習慣、食生活、七情(喜怒哀楽など感情の問題で体に影響を及ぼします)
不内外因とは、性生活などでおこるものです。
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私の経験では『患者様の声』からわかるように、信じられないでしょうが、
ビール・コーヒー・水・果物・白い物等の陰性食品(人を冷やす食品)を減らす或いは
止めるだけで、諸々の症状が軽減消失した例が沢山あります。これは内因に相当します。
誰でもしている日常でありますが、悪しき生活習慣と言えます。

裏を返せば、知らなかったではすまされない悪しき生活習慣で、その方の不具合を自分で作っているという事です。誰がそんな体にしたか?犯人は一人しかいません。いつも日常診療で、当院のスタッフが頻回に使う言葉です。東洋医学の食養生をされると、何を食べると自分の体がどう反応するかわかるようになります。人の体は非常に繊細で、食べてはいけない物が入ってくると痛みその他の不快な症状として知らせているのです。
此れをCTやMRIで検査してもわかるはずがありません。人間の体の方が、CTやMRIよりも精密だから−−−器質障害はみつけても、機能障害までは、まだ見つける事ができないのです。
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ビールを止めて、10年来25年来の腰痛や膝痛みが軽減消失...

ビールを止めて、10年来25年来の腰痛や膝痛みが軽減消失した方が何人もいます。
ビール代を計算すると腰痛症では最高2000万円〜最低600万円、800万円の膝関節痛、300万円のシビレ等等。皆さんかなりの額の自己投資をされています。なかには他院で、治療は手術しかないと言われた方も含まれています。診方が変わると治療方法も変わります。一つだけ(西洋だけ)では、片手落ちということです。

私は一応元整形外科医ですから、50歳までは、腰痛や膝痛の患者さんには
『レントゲンで隙間が狭いから痛む』『軟骨が神経に触って痛む』等と説明していましたが、
現在は『冷えると痛む』と説明しています。私の治療方針・方法が西洋の時と東洋に変わってからは、治療効果は格段良くなりましたが、それも唯陰性食品を抜くだけでかなりの効果がえられます。お勧めです。

疼痛については、西洋医学ではレントゲンなどの画像診断結果とすぐに結び付けますが、
私の中では『冷えると痛む』が原則であって、画像診断結果とはほとんど関係ないと考えています。西洋医学一辺倒の時は、1週間前から膝が痛む方に、自信をもって『レントゲン写真で隙間が狭いから痛む』と説明していましたが、どう考えても1週間前に急に隙間が狭くなった訳ではないんです。多分数年前からある変化なのです。今では、とんでもないお門違いの説明をぬけぬけとしていたと反省しています。

かなり多くの方が訴えられる症状のほとんどは、実は毎日毎日の食事のバランスの悪さ片寄りがもたらしていると言っても過言ではないと思っています。今の日本人は国中で人体実験をやっているのです。此の国はdisease landになっています。

自分の体は自分で守るしかありません。東洋医学の思想・食養生は自分で守りたい方にはお勧めです。以前は、夏場の一番のご馳走は井戸水で冷やした西瓜でした。18度の世界です。平成の時代は5度の世界です。一年中冷やし続けています。冷蔵庫・自動販売機・アイスクリーム−−−苦寒(苦みがあって人を冷やす食べ物)にはお茶・コーヒー・ビール・タケノコ・ごぼう・苦瓜・ホウレン草・ちしゃなどがあります−−私が住んでいる福岡県八女市はお茶の産地で有名です。

老若男女を問わず皆さんお茶を飲みますが、痛み・シビレ・花粉症などで悩まれている方にお茶を制限するとあら不思議−−症状が軽くなります。制限するだけで西洋医学の消炎鎮痛剤や抗アレルギー剤の効果よりもすぐれています。本当です。実感されて下さい。
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治療の末のゴールとは...

埼玉県のO先生は鹹(かん=塩)の事を強調されました。1971年塩田廃止法が施行され、日本人は有害な化学合成NaCLの使用を強制され、鹹からニガリ成分が失われさらに減塩運動が宣伝された結果−−アレルギー疾患、精神異常、疲労症、膠原病など−−昔は稀だった慢性退行性の機能疾患が不気味に増加している。しかも栄養医学の発展とは逆に病人や要介護高齢者が増え、若者までが体力低下している。鹹は腎を補い体内の過剰な水を排泄して、浮腫を去ります。かつ肺を助けて楽にします。ニガリ成分は心臓血管小腸を守ります。酸味とのコンビネーションで健康維持回復に強力な効果があり、その代表は『梅干し』であると。
又O先生は沢山の糖尿病患者さんを治されています。治し方は至ってシンプル;汗をかくと一緒に塩もでます。体内の水分が尿・汗として体外へでるに、塩又は鹹が7g/L必要なのです。今の日本は水は飲め2L/日、塩はとるなの減塩ブームで、7g/Lの塩がないために糖を使って体外へ尿をだすのが、糖尿病のその根本の原因なのです。従ってO先生は、必要以上に水は飲むな塩はとれ、しかも本当に善い塩鹹・その鹹で作った梅干しや味噌を使うように指導され、また胃のすぐ下に膵臓があるため冷やさないよう冷飲食の制限をされます。その結果、O先生の教えを守られた方々は、薬を飲まなくてよくなった、インスリンを注射してなくてよくなったという東洋医学の本当の治り方『廃薬』と言う勲章を獲得されます。

治療の末のゴール:本当に治ったという事は『廃薬』薬を飲まなくてよくなる−−−これが真実なのです。
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